ロンジー再び −アレッピー


ミャンマーで初めて目にして惚れ込んだロンジー(男性が身に着けているロングスカート風の腰巻)。それをここ南インドのアレッピー来て再び目にして、またしてもノックアウトされた。

南インド、というかアレッピーのあるケララ州では、ムンドゥまたはルンギというらしい。興味があったので、ムンドゥとルンギの違いをちょっとネットで調べてみたり、ゲストハウスのオーナー達に聞いてみた。

一般にムンドゥは、白地の布に一色だけのラインが入った極々シンプルなもの。ルンギと比べるとちょっと味気ない感じもするけれど、実はこちらの方がフォーマルで正装にもなるらしい。とはいえ柄の無い白地なので、わたしは着ている人を見る度に、汚れが気になった。

対してルンギは、様々な色柄もの(ミャンマーでよく見たロンジーに近い)。一見するとこちらの方が断然オシャレに見えて、高級なのかと思ったけれど、まさに色柄があることによって汚れが目立ちにくいため、作業着的な意味合いがあるらしい。ムスリムの人や低層の人しか着ない、という話を見聞きしたこともあったけれど、実情がどうなのかはわからない。

ムンドゥとルンギの区別がどうであれ、どちらもスタイルの良い男性がロング丈で身に着けていると、ミャンマーのロンジー同様ギャルソン風で、それはそれはカッコ良く見えた
上に着ている服はシャツが多いけれど、南インドは基本的に年中暑いので、外でもたまに上半身裸の人を見かけた。そんな彼らのシャツとムンドゥ/ルンギの色柄の組み合わせ方を見ては、着ている人のオシャレ度やセンスを採点していた(エラそうに!)。

ミャンマーで見たロンジーとの大きな違いは、ひざの部分で二つ折にたくし上げて、腰に差し込む着方をしている人が多いこと。ムンドゥ/ルンギの正式な着方はあくまでもロング丈らしいけれど、このショート丈の方が断然涼しいし、作業もしやすいかららしい。初めて見た時は、まるでミニスカートのようで、ちょっとおかしかった。でも見慣れてくると、このショート丈から男の人の黒く焼けたたくましい足がスッと出ている姿に、何度も見惚れてしまった。

若い世代はジーンズの方を好むらしく、ゲストハウスのオーナー達がムンドゥやルンギ姿の所を見られることはめったに無かったけれど、ごくたま~に見ると、わたしはすごく興奮してはしゃいでいたので、彼らから「日本へお土産に買って帰りなよ!」とよく言われた。
けれどもミャンマーの時同様、わたしの荷物は既にパンパンなので、これ以上増やす余裕は全く無い…ここで買って日本に送ってしまうという手もあるけれど、なんとなく、旅の先々で色々買い込んでは日本に送るくせをつけたくなかった(既に何度か、重たくて手放したものを送り返したことはあるけれど…)。次回、もっと身軽に来た時に思う存分買えばいい!そう思うことにして、泣く泣くあきらめた。